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プラスミノーゲン活性

plasminogen activity 

分類 血液学的検査 - 凝固・線溶系検査

検査コード 2019-000000
JLAC10 2B260-0000-022-315-31 
検体量 血漿 0.3mL  採取容器 C
保存条件 必凍  所要日数 3~6 
検査方法 合成基質法  基準値 80~130    
実施料 100点 判断料 血液学的検査(125点) 
保険収載名 プラスミノゲン活性 

検体取扱・備考

[検体取扱い上の注意]
採血後1時間以内に、遠心機の温度設定を18℃~25℃とし、遠心力と遠心時間は1500xgで15分以上または2000xgで10分以上遠心分離し、血漿を凍結してご提出ください。
凍結保存は-40℃以下で、家庭用冷蔵冷凍庫は使用しないでください。

臨床的意義

・プラスミノーゲンは分子量約9万の糖蛋白で、肝で合成され、血中半減期は約2日です。
・ウロキナーゼおよび組織プラスミノーゲンアクチベーターにより活性化されプラスミンとなります。
・フィブリン、フィブリノーゲン、第Ⅴ、第Ⅷ、第Ⅸ因子の分解に関係し、補体活性化作用、血小板凝集阻止作用なども知られています。
・先天性プラスミノーゲン欠乏症では、線溶系の機能不全により血栓傾向を来たすことがあります。
・後天性の低下には、肝硬変や劇症肝炎などの重症肝障害による産生障害と播種性血管内凝固症候群(DIC)、血栓溶解療法(ウロキナーゼや組織プラスミノーゲンアクチベーター製剤の投与)の際の消費性の減少があります。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:妊娠、経口避妊薬、慢性炎症、悪性腫瘍、血栓静脈炎、外傷、ストレス
・異常低値:播種性血管内凝固症候群(DIC)、肝実質障害、術後、薬物投与(ストレプトキナーゼ、ウロキナーゼ、レプチラーゼなど)

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし