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T.B細胞百分率(CD3、CD19)
T lymphocyte ratio,B lymphocyte ratio
分類 | 免疫血清学的検査 - リンパ球サブセット |
検査コード | 2056-000000 |
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JLAC10 | 5I020-0000-019-662-51 |
検体量 | 全血 3.0mL | 採取容器 | D |
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保存条件 | 常温 | 所要日数 | 2~4 |
検査方法 | フローサイトメトリー法 | 基準値 |
T細胞:58.0~84.0 B細胞: 3.5~15.0 % |
実施料 | 193点 | 判断料 | 免疫学的検査(144点) |
保険収載名 | T細胞・B細胞百分率 |
検体取扱・備考
受付曜日:月~金。休日の前日は受付できません。
[出検時の注意]
採血当日中にご出検ください。
専用依頼書をあわせてご提出ください。
リンパ球が少ない場合は多めに採血してください。
臨床的意義
・リンパ球には細胞性免疫に関与するT細胞と、液性免疫に関与するB細胞があります。
・この両者の比率を検査するのが、T.B細胞百分率です。
異常値を示す主な疾患・状態
・T細胞高値:伝染性単核症、成人T細胞白血病、T細胞性白血病、ベーチェット病など
・T細胞低値:重症複合免疫不全症、ウィスコット-アルドリッチ症候群、分類不能型免疫不全症、ダイジョージ症候群、毛細血管拡張性失調症、B細胞腫瘍、AIDSなど
・B細胞高値:B細胞性白血病など
・B細胞低値:重症複合免疫不全症、ブルトン型無免疫グロブリン症、グッド症候群、T細胞腫瘍など
・T・B細胞増加:百日咳など
・T・B細胞低下:ウイルス感染症、null 系腫瘍、AIDS、重症複合免疫不全症、進行癌、ホジキンリンパ腫など
検査値に影響を及ぼす要因
・T細胞は、免疫抑制剤の投与、放射線療法、栄養障害、貧血などでも低下が認められる
・B細胞は、季節性変動が見られ、冬季に増加する。また、感染症や炎症では高値となることがある。一方、栄養障害では低値を示すことがある