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総分岐鎖アミノ酸/チロシンモル比(BTR)
branched chain amino acids/tyrosine molar ratio
分類 | - |
検査コード | 2417-000000 |
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JLAC10 | 3C047-0000-023-271-00 |
検体量 | 血清 0.5mL | 採取容器 | A1 |
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保存条件 | 凍結 | 所要日数 | 3~6 |
検査方法 | 酵素法 | 基準値 |
BCAA:379~688 TYR : 53~104 BTR :4.99~9.45 基準値関連 μmol/L |
実施料 | 283点 | 判断料 | 生化学的検査(Ⅱ)(144点) |
保険収載名 | 総分岐鎖アミノ酸/チロシンモル比(BTR) |
検体取扱・備考
溶血により高値傾向を示します。
臨床的意義
・総分岐鎖アミノ酸/チロシンモル比は、肝臓でのアミノ酸代謝異常を調べる検査です。
・従来用いられていた、Fischer(フィッシャー)比は測定が煩雑で高価でしたので、酵素法を用いて簡単にFischer 比を測定します。
*Fischer 比=総分岐鎖アミノ酸(バリン・ロイシン・イソロイシン)/芳香族アミノ酸(チロシン・フェニルアラニン)
*総分岐鎖アミノ酸/チロシンモル比=総分岐鎖アミノ酸(バリン・ロイシン・イソロイシン)/チロシン
・分岐鎖アミノ酸は重症肝疾患で合成が低下、チロシンは代謝が阻害されて上昇することで両者の比は低値となります。肝疾患の重症度を反映します。
異常値を示す主な疾患・状態
・異常低値:肝疾患(肝硬変、肝細胞癌、劇症肝炎、慢性肝炎)
検査値に影響を及ぼす要因
・アルコール性肝障害・溶血では高値傾向