臨床検査項目の検索結果
カテコールアミン3分画 尿
catecholamines-3 fractions, urine
分類 | 内分泌学的検査 - 副腎髄質機能検査 |
検査コード | 2442-000000 |
---|---|---|---|
JLAC10 | 4E016-0000-004-204-00 |
検体量 | 酸性蓄尿 1.0mL | 採取容器 | U1 |
---|---|---|---|
保存条件 | 冷蔵 | 所要日数 | 4~7 |
検査方法 | HPLC法 | 基準値 | 基準値関連 |
実施料 | 161点 | 判断料 | 生化学的検査(Ⅱ)(144点) |
保険収載名 | カテコールアミン分画 |
検体取扱・備考
[検体採取上の注意]
6N塩酸20mLを入れ24時間蓄尿(pH3以下)、混和後必要量を冷蔵保存してください。
酸性蓄尿されていない検体は、データ低下が見られますので、必ず酸性蓄尿(pH1.0~3.0)してください。なお、尿量が少ない場合は尿100mLに対して6N塩酸1mLの割合で入れ、必ず酸性蓄尿として提出してください。
[出検時の注意]
検査依頼書に24時間尿量を明記してください。
臨床的意義
・カテコールアミンは、カテコール骨格を有するアミン系のホルモンです。
・アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンの3 種類があり、交感神経および副腎髄質から分泌されます。交感神経からはノルアドレナリンが、副腎髄質からはアドレナリンが主に放出されます。カテコールアミンの分泌は、低血糖、出血、酸素欠乏その他さまざまなストレスにより引き起こされます。
・アドレナリンは、心臓賦活作用、糖や脂質の代謝に関与し、ノルアドレナリンは血圧上昇作用を有します。ドーパミンは、ノルアドレナリンの前駆体であるとともに、中枢神経、腎、循環器、消化器系に対し特有の作用を有しています。
異常値を示す主な疾患・状態
・異常高値:褐色細胞腫、交感神経芽細胞腫
検査値に影響を及ぼす要因
・尿は酸性蓄尿しないと、分解し低値傾向