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コルチゾール 血清

cortisol, serum 

分類 内分泌学的検査 - 副腎皮質機能検査

検査コード 2536-000000
JLAC10 4D040-0000-023-053-01 
検体量 血清 0.5mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 1~3 
検査方法 ECLIA法  基準値 6.24~18.00    
μg/dL
実施料 121点 判断料 生化学的検査(Ⅱ)(144点) 
保険収載名 コルチゾール 

検体取扱・備考

[出検時の注意]
負荷試験の場合は、検査依頼書に負荷時間を明記してください。

[検体採取上の注意]
ビオチンを1日5mg以上投与している患者からの採血は、投与後少なくとも8時間以上経過してから実施してください。

臨床的意義

・コルチゾールは、副腎皮質から分泌される糖質コルチコイドのうち、分泌量、活性ともに最大のものです。
・コルチゾールは、糖代謝、蛋白質代謝、脂質代謝に関連し、抗炎症、免疫抑制作用も有します。
・コルチゾールの分泌は、下垂体のACTHに依存します。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:Cushing 病、異所性ACTH産生腫瘍、CRH産生腫瘍、グルココルチコイド不応症、アルコール多飲、うつ病、神経性食欲不振症、副腎腺腫によるCushing 症候群、副腎癌、ヒドロコルチゾン投与、妊娠後期
・異常低値:Addison 病、先天性副腎皮質過形成、薬剤(メチラポン、トリロスタン、ミトタン)の投与、先天性副腎皮質低形成、視床下部性下垂体機能低下症、(脳腫瘍、サルコイドーシス)、下垂体性下垂体機能低下症(下垂体腫瘍、Sheehan症候群、ACTH単独欠損症、リンパ球性下垂体炎)、デキサメサゾン投与

検査値に影響を及ぼす要因

・ストレス下の採血で高値傾向
・日内変動あり:早朝に高値、夜間に低値を示す

保険点数