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11-OHCS

11-OH-corticosteroids 

分類 内分泌学的検査 - 副腎皮質機能検査

検査コード 2556-000000
JLAC10 4D035-0000-023-282-01 
検体量 血清 2.1mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 4~12 
検査方法 蛍光法(De Moore臼井変法)  基準値 (午前8時~10時)
5.0~21.4    
μg/dL
実施料 60点 判断料 生化学的検査(Ⅱ)(144点) 
保険収載名 11-ハイドロキシコルチコステロイド(11-OHCS) 

検体取扱・備考

[検体取扱い上の注意]
採血後、速やかに血清分離して冷蔵保存してください。

臨床的意義

・11-OHCSは、ステロイド分子骨格の11 位にOH基を有する副腎皮質ステロイドホルモンの総称で、そのうちの75%はコルチゾールが占め、残りはコルチコステロンなどが含まれています。
・コルチゾールは代表的な糖質コルチコイドであり、視床下部-下垂体の支配の下に血中濃度が調整されています。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:Cushing 症候群、Cushing 病、異所性ACTH産生腫瘍、副腎癌
・異常低値:視床下部下垂体機能低下症、Sheehan 病、ACTH単独欠損症、Addison 病、先天性副腎皮質過形成

検査値に影響を及ぼす要因

・妊娠、エストロゲンの投与で高値傾向
・日内変動あり:早朝に高値、夜間に低値を示す