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総三塩化物 1,1,1-トリクロルエタン
total trichloro-compounds, 1,1,1-trichloroethane
分類 | 生化学的検査 - 産業医学関連検査 |
検査コード | 2757-000000 |
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JLAC10 | 3K012-0000-001-202-01 |
検体量 | 尿 1.0mL | 採取容器 | U1 |
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保存条件 | 冷蔵 | 所要日数 | 4~9 |
検査方法 | GC法 | 基準値 |
mg/L |
実施料 | 0点 | 判断料 | なし |
検体取扱・備考
塩素系溶剤の尿中代謝産物は同一ですので、これらの有機溶剤を2種類以上使用されている場合は、その種類と作業環境空気中濃度を考慮して結果を評価する必要があります。
有機溶剤関連検査の採尿方法は、別表をご参照ください。
参考資料
臨床的意義
・総三塩化物は、尿中のトリクロル酢酸とトリクロルエタノールを合せたもので、トリクロルエチレン、1,1,1-トリクロルエタン、テトラクロルエチレンを使用する作業者の曝露指標です。
・1,1,1-トリクロルエタンは、金属の脱脂洗浄やスプレー缶の充填用ガスなどに用いられていましたが、オゾン層破壊係数が大きいとして、製造・使用が中止されました。
異常値を示す主な疾患・状態
・異常高値:1,1,1-トリクロルエタン中毒
検査値に影響を及ぼす要因
・特になし