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髄液一般検査 細胞分類

differential, cell, cerebrospinal fluid 

分類 一般検査 - 髄液検査

検査コード 3126-000000
JLAC10 1C035-0000-041-604-02 
検体量 髄液 0.5mL  採取容器 U2
保存条件 冷蔵  所要日数 1~3 
検査方法 May-Giemsa重染色法  基準値    
実施料 62点 判断料 尿・糞便等検査(34点) 
保険収載名 髄液一般検査 

検体取扱・備考

髄液一般検査全体を依頼する場合はコード3124でご依頼ください。

臨床的意義

・髄液中に出現する正常な細胞成分は、リンパ球60~70%、単球様細胞20~30%、多形核細胞2~3%で、赤血球が出ることはありません。各分画の増加する病態は以下の通りです。
①リンパ球増加:強度の増加をきたすものとしては、結核性髄膜炎、真菌性髄膜炎があり、中等度以下の増加を示すものとしてはウイルス性脳炎・髄膜炎・脳脊髄炎、進行性麻痺、脊髄癆、脳脊髄梅毒、多発性硬化症、急性灰白髄炎、出血後の反応性細胞増多などがあります。
②多核球増加:急性または亜急性の疾患に、リンパ球増加を伴ってみられます。化膿性髄膜炎、流行性髄膜炎、ベーチェット病などでみられます。また、結核性髄膜炎など通常はリンパ球増加を示す疾病でも、炎症が急激で高度な場合には多核球増加症となることがあります。
③単球増加:単球系は感染に対する防御反応に関与し、炎症の治癒期に向かって増加します。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:ウイルス性髄膜炎、化膿性髄膜炎、結核性髄膜炎、脳腫瘍など

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし