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髄液一般検査 キサントクロミー

xanthochromia (appearance), cerebrospinal fluid 

分類 一般検査 - 髄液検査

検査コード 3134-000000
JLAC10 1C055-0000-041-920-11 
検体量 髄液  採取容器 U2
保存条件 冷蔵  所要日数 1~3 
検査方法 目視法  基準値    
実施料 62点 判断料 尿・糞便等検査(34点) 
保険収載名 髄液一般検査 

検体取扱・備考

髄液一般検査全体を依頼する場合はコード3124でご依頼ください。

臨床的意義

・正常髄液の外観は、水様無色透明または非常に淡い黄色です。
・髄液が橙黄色を呈するものをキサントクロミーと呼びます。
・脳実質、髄膜の古い出血や脳炎、脳脊髄腫瘍、髄膜炎、クモ膜下腔閉鎖などによる髄液うっ滞がある場合に見られます。
・この橙黄色は、赤血球の破壊によって生ずる間接ビリルビンの色調あるいは高濃度の蛋白によります。
・出血による場合は、2~3時間後から遠心上清は黄色となり始め、1週間で著明となり、15~20日で色がとれます。
・黄疸の時も黄色になりますが、これは直接ビリルビンです。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常所見:脳実質、髄膜の古い出血、脳炎、脳脊髄腫瘍、髄膜炎、クモ膜下腔閉鎖

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし