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髄液クロール

chlorine,cerebrospinal fluid 

分類 一般検査 - 髄液検査

検査コード 3139-000000
JLAC10 3H020-0000-041-261-01 
検体量 髄液 1.0mL  採取容器 U2
保存条件 冷蔵  所要日数 1~2 
検査方法 電極法  基準値 120~130    
mEq/L
実施料 11点 判断料 生化学的検査(Ⅰ)(144点) 
保険収載名 ナトリウム及びクロール 

臨床的意義

・髄液中の電解質成分の一つであるクロールの濃度を測定する検査です。
・正常髄液中のクロールは、血清よりやや高値で、大部分は食塩に由来し、血液-髄液間の移行は容易で、血清クロールの変動とよく並行します。
・髄液クロールは臨床的に低値のみが問題になりますが、髄液で他に異常所見がない場合は血清クロールの低下による二次的現象と考えられます。・髄液に細胞数増加と蛋白量増加をみたとき、同時に髄液クロールを測定し、低値を示した場合は髄膜炎(特に結核性)が強く疑われます。

異常値を示す主な疾患・状態

・高度減少:結核性髄膜炎
・軽度減少:急性細菌性髄膜炎、髄腔内腫瘍、低クロール血症、頭部外傷
・軽度減少~基準範囲内:無菌性髄膜炎、多発性神経炎

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし

保険点数

注 釈 ナトリウム及びクロールについては、両方を測定した場合も、いずれか一方のみを測定した場合も、同一の所定点数により算定する。
包括など 生化学的検査(I)〔血液化学検査〕包括    
管理料,他 手術前医学管理料   手術後医学管理料   慢性維持透析患者外来医学管理料