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関節液一般検査(細胞数,細胞分類,結晶成分)
synovial fluid
分類 | 一般検査 - 穿刺液検査 |
検査コード | 3176-000000 |
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JLAC10 | 1Z000-0000-044-920-00 |
検体量 | 関節液 5.0mL | 採取容器 | U2 |
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保存条件 | 冷蔵 | 所要日数 | 1~4 |
検査方法 | 細胞数:Fuchs-Rosenthal法,細胞分類:May-Giemasa重染色法,結晶成分:鏡検法 | 基準値 | |
実施料 | 50点 | 判断料 | 尿・糞便等検査(34点) |
保険収載名 | 関節液検査 |
検体取扱・備考
[検査方法]
細胞数:Fuchs-Rosenthal法
細胞分類:May-Giemsa重染色法
結晶成分:鏡検法
臨床的意義
・正常関節液の固形成分は2.4~4.8%で、そのほとんどが血球成分です。
・細胞数としては平均60個/μL程度で、多くても200個/μLです。
・塗抹標本による細胞分類では単核球が多く、多核白血球(主に好中球)は25%以下です。
・炎症が増強すると細胞数は増加し、多核白血球の比率も増します。
・リンパ球などの単核球が増加する場合は、ウイルス感染や他の合併症を伴った関節炎を考慮する必要があります。
・関節液中の結晶成分で、臨床的に重要なのは尿酸ナトリウム結晶(痛風)、ピロリン酸カルシウム結晶(偽痛風)です。
異常値を示す主な疾患・状態
・異常所見:関節リウマチ、化膿性関節炎、痛風、偽痛風など
検査値に影響を及ぼす要因
・特になし
保険点数
注 釈 | 関節液検査については、関節水腫を有する患者であって、結晶性関節炎が疑われる者に対して実施した場合、一連につき1回に限り算定する。 なお、当該検査と排泄物、滲出物又は分泌物の細菌顕微鏡検査を併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。 |
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