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KL-6(シアル化糖鎖抗原KL-6)
sialylated carbohydrate antigen KL-6
分類 | 免疫血清学的検査 - 血漿蛋白関連検査 |
検査コード | 3578-000000 |
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JLAC10 | 5C210-0000-023-052-01 |
検体量 | 血清 0.4mL | 採取容器 | A1 |
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保存条件 | 冷蔵 | 所要日数 | 2~4 |
検査方法 | CLEIA法 | 基準値 |
500 未満
U/mL |
実施料 | 108点 | 判断料 | 生化学的検査(Ⅰ)(144点) |
保険収載名 | KL-6 |
検体取扱・備考
[検体採取上の注意]
ビオチン(ビタミンBE7)は、7.0ng/mL以下の濃度では判定に影響を与えません。
臨床的意義
・KL-6は、分子量100 万以上と巨大な分子量をもつ、シアル化糖蛋白です。
・通常、肺のⅡ型肺胞上皮細胞、呼吸細気管支上皮細胞などや、膵管、乳管などの腺細胞で産生されています。
・間質性肺炎では炎症に伴って、Ⅱ型肺胞上皮細胞の障害や再生により、KL-6が過剰産生され血中で高値となります。
・健常者やその他の肺疾患では高値を示さないため、間質性肺炎の診断マーカー、活動性の指標として使用されています。
異常値を示す主な疾患・状態
・異常高値:特発性間質性肺炎、膠原病に関連した間質性肺炎、過敏性肺炎、放射線肺臓炎
検査値に影響を及ぼす要因
・膵癌、乳癌、肺腺癌などでは高値を示す場合がある
保険点数
注 釈 | KL-6、肺サーファクタント蛋白-A(SP-A)及び肺サーファクタント蛋白-D(SP-D)のうちいずれかを併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。 |
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