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可溶性メソテリン関連ペプチド(SMRP)

soluble mesothelin related peptides 

分類 腫瘍関連検査 - 腫瘍関連検査

検査コード 7158-000000
JLAC10 5D600-0000-023-052-01 
検体量 血清 0.3mL  採取容器 A1
保存条件 必凍  所要日数 6~14 
検査方法 CLEIA法  基準値 1.5 未満    
nmol/L
実施料 220点 判断料 生化学的検査(Ⅱ)(144点) 
保険収載名 可溶性メソテリン関連ペプチド 

臨床的意義

・可溶性メソテリン関連ペプチドは,細胞膜に結合したメソテリンの可溶化分子です。
・メソテリンは正常組織では胸膜、心膜、腹膜等の中皮細胞に認められ、腫瘍組織では悪性中皮腫、卵巣癌、肺癌等で発現されます。
・アスベスト曝露によって引き起こされる悪性胸膜中皮腫で陽性率84%を示し、中皮腫以外の胸膜疾患、胸膜以外の肺悪性腫瘍、胸膜以外の炎症性呼吸器疾患では陽性率が低いとされています。
・中皮腫の臨床経過を反映するため、治療効果のモニターにも有用です。

異常値を示す主な疾患・状態

悪性胸膜中皮腫

保険点数

注 釈 ア 可溶性メソテリン関連ペプチドは、悪性中皮腫の診断の補助又は悪性中皮腫であると既に確定診断された患者に対して治療効果の判定若しくは経過観察を目的として実施した場合に算定する。

イ 本検査を悪性中皮腫の診断の補助を目的として実施する場合は、以下のいずれかに該当する患者に対して使用した場合に限り算定する。
この場合、本検査が必要である理由を診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。
   (イ)石綿暴露歴があり、胸水、腹水等の貯留が認められる患者
   (ロ)体腔液細胞診で悪性中皮腫が疑われる患者
   (ハ)画像診断で胸膜腫瘍、腹膜腫瘍等の漿膜腫瘍が認められる患者

ウ 本検査を悪性中皮腫の治療効果の判定又は経過観察を目的として実施する場合は、悪性中皮腫であると既に確定診断された患者に対して、本検査の結果に基づいて計画的な治療管理を行った場合に限り、特定疾患治療管理料の悪性腫瘍特異物質治療管理料の「ロ」を算定する。
包括など 生化学的検査(II)〔腫瘍マーカー〕包括    
管理料,他 悪性腫瘍特異物質治療管理料