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尿中L-FABP

L-type fatty acid binding protein, urine 

分類 生化学的検査 - その他

検査コード 7695-000000
JLAC10 5C100-0000-001-062-01 
検体量 尿 1.0mL  採取容器 U1
保存条件 必凍  所要日数 2~6 
検査方法 LA法  基準値 8.4 以下(μg/g・CRE)    
ng/mL
実施料 210点 判断料 尿・糞便等検査(34点) 
保険収載名 L型脂肪酸結合蛋白(L-FABP)(尿) 

検体取扱・備考

酸性蓄尿不可です。

[報告形態]
コード7695:濃度(ng/mL)
コード7696:クレアチニン換算(μg/g・CRE)
濃度が0.50ng/mL未満の場合は、0.50ng/mLを用いてクレアチニン補正し、「未満」を付記してご報告いたします。

臨床的意義

・L-FABP は、近位尿細管の細胞質に局在する低分子蛋白で、細胞質内の脂肪酸レベルを調整し腎保護的に作用すると考えられています。
・また、抗酸化作用を有すると報告されています。
・腎障害が進行する以前の、尿細管への様々なストレスによって尿中に排出されるため、尿細管機能障害の早期診断・腎疾患の予後を推測するのに有用です。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常高値:尿細管障害、糸球体腎炎、糖尿病性腎症、急性腎障害、造影剤腎症など

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし

保険点数

注 釈 原則として3月に1回に限り算定する。ただし、医学的な必要からそれ以上算定する場合においては、その詳細な理由を診療報酬明細書の摘要欄に記載する。
好中球ゼラチナーゼ結合性リポカリン(NGAL)(尿)とL型脂肪酸結合蛋白(L-FABP)(尿)を併せて実施した場合には、主たるもののみ算定する。