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遊離L鎖κ/λ比(FLC)

free light chain κ/λ retio 

分類 免疫血清学的検査 - 免疫グロブリン

検査コード 7784-000000
JLAC10 5A141-0000-023-061-53 
検体量 血清 0.5mL  採取容器 A1
保存条件 冷蔵  所要日数 3~6 
検査方法 TIA法  基準値 κ鎖:3.3~19.4 mg/L
λ鎖:5.7~26.3 mg/L
κ/λ比:0.26~1.65    
実施料 388点 判断料 免疫学的検査(144点) 
保険収載名 免疫グロブリン遊離L 鎖κ/λ比 

検体取扱・備考

報告形態
 コード7784:κ/λ比
 コード7785:κ型
 コード7786:λ型

[留意事項]
遊離L鎖κ、遊離L鎖λのいずれか0.5mg/L未満の場合、κ/λ比は「算出不可」で報告させていただきます。

臨床的意義

・免疫グロブリンは、血液細胞のひとつである形質細胞から産生され、H鎖(重鎖:heavy chain)とL鎖(軽鎖:light chain)から構成されています。
・多発性骨髄腫に代表される単クローン性マクログロブリン血症においては、免疫グロブリン遊離L鎖(free light chain)が血中に多く産生されることが知られており、κ/λ比は疾患特異的に大きく変動するため診断や経過観察、治療薬の効果判定に有用です。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常所見:多発性骨髄腫

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし