臨床検査項目の検索結果

HPVジェノタイプ判定

human papilloma virus genotyping 

分類 遺伝子関連検査 - ウイルス

検査コード 8993-000000
JLAC10 5F101-1405-085-898-11 
検体量 子宮頸部擦過細胞  採取容器 P5G
保存条件 冷蔵  所要日数 3~8 
検査方法 PCR-rSSO法  基準値 検出せず    
実施料 2000点 判断料 微生物学的検査(150点) 
保険収載名 HPVジェノタイプ判定 

検体取扱・備考

検体の採取方法は別表をご参照ください。


病理検体とは別に搬送してください。


検出可能な型:16、18、31、33、35、39、45、51、52、56、58、59、68型

陽性時のみ検出された型を報告します。報告用コードとして、カタ1:8994、カタ2:8995、カタ3:8996、カタ4:8997、カタ5:8998があります。


遺伝子検査はコンタミネーションによる影響を受けるため、重複依頼は避けてください。

臨床的意義

・HPV(ヒトパピローマウイルス)は、近年子宮頸癌の病原因子として注目を集めているウイルスですが、100種類以上の遺伝子型が存在し、子宮頸癌に関連するものはその中の一部で、ハイリスク型と呼ばれる一群の遺伝子型のHPVです。

・本法は、13種類のハイリスク型HPVを、最大5種類個別に検出可能な遺伝子学的検査法です。

異常値を示す主な疾患・状態

異常所見:HPV感染症(将来の子宮頸癌発症のリスク)

検査値に影響を及ぼす要因

特になし

保険点数

注 釈 ア HPVジェノタイプ判定は、あらかじめ行われた組織診断の結果、CIN1又はCIN2と判定された患者に対し、治療方針の決定を目的として、ハイリスク型HPVのそれぞれの有無を確認した場合に算定する。

イ 当該検査は、HPV核酸検出及びHPV核酸検出(簡易ジェノタイプ判定)の施設基準を届け出ている保険医療機関のみ算定できる。

ウ 当該検査を算定するに当たっては、あらかじめ行われた組織診断の実施日及び組織診断の結果、CIN1又はCIN2のいずれに該当するかを診療報酬明細書の摘要欄に記載する。

エ 同一の患者について、当該検査を2回目以降行う場合は、当該検査の前回実施日を上記に併せて記載する。