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肺癌ALK IHC法

anaplastic lymphoid kinase fusion protein , lung cancer (high sensitive IHC) 

分類 病理学的検査 - 病理組織検査

検査コード 7798-000000
JLAC10 5D594-0000-075-666-49 
検体量 備考参照  採取容器 R
保存条件 常温  所要日数 10~14 
検査方法 免疫組織化学染色法  基準値    
実施料 2700点 判断料 病理学的検査(130点) 
保険収載名 免疫染色(免疫抗体法)病理組織標本作製 ALK融合タンパク 

検体取扱・備考

[検査材料]
未染スライド4枚(4μm厚)

[留意事項]
・事前にご連絡ください。
・病理組織検査報告書のコピーを添付してください。
・組織標本の固定は 10%中性緩衝ホルマリン、6~48時間程度でお願い致します。
・厚さ4μmで薄切したパラフィン切片を剥離防止コートスライドに貼付してご提出ください。

臨床的意義

・ALK(Anaplastic Lymphoid Kinase:ALK)融合遺伝子は、なんらかの原因によりALK 遺伝子とほかの遺伝子が融合することでできる特殊な遺伝子であり、非小細胞肺癌患者の2~5%に発現すると報告されています。ALK 融合遺伝子があると、この遺伝子からできるALK融合タンパクの作用により腫瘍細胞が増殖します。
 本検査は、肺癌組織中のALK融合タンパク発現の有無を検出し、肺癌ALK(FISH法)と組み合わせることにより、腫瘍細胞の増殖を阻害し、抗腫瘍効果を発揮するALK阻害剤投与の適応を判断する補助として使用します。

異常値を示す主な疾患・状態

・異常所見:ALK阻害剤投与の適応

検査値に影響を及ぼす要因

・特になし

保険点数

注 釈 ALK融合タンパクは、以下に掲げる場合において算定できる。
ア 非小細胞肺癌患者に対して、ALK阻害剤の投与の適応を判断することを目的として、ブリッジ試薬を用いた免疫組織染色法により病理標本作製を行った場合(当該薬剤の投与方針の決定までの間の1回に限る。)

イ 悪性リンパ腫患者に対して、悪性リンパ腫の診断補助を目的として免疫組織染色法により病理標本作製を行った場合(悪性リンパ腫の病型分類までの間の1回に限る。)