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肺癌ALK FISH法

anaplastic lymphoid kinase fusion gene , lung cancer (FISH method) 

分類 病理学的検査 - 病理組織検査

検査コード 7914-000000
JLAC10 8B323-9931-075-841-49 
検体量 備考参照  採取容器 R
保存条件 常温  所要日数 10~16 
検査方法 FISH法  基準値    
実施料 6520点 判断料 病理学的検査(130点) 
保険収載名 ALK融合遺伝子標本作製 

検体取扱・備考

[検査材料]
未染スライド4枚(4μm厚)

[検体提出時の注意]
・ご出検の際は事前に最寄りの営業所へご連絡ください。
・病理組織検査報告書のコピーを添付してください。
・組織標本の固定は 10%中性緩衝ホルマリン、6~48時間程度でお願い致します。
・厚さ4μmパラフィン切片を剥離防止コートスライドに貼付してご提出ください。
・ご出検の際は事前に最寄りの営業所へご連絡ください。

臨床的意義

ALK(Anaplastic Lymphoid Kinase:ALK)融合遺伝子は、なんらかの原因によりALK 遺伝子とほかの遺伝子が融合することでできる特殊な遺伝子であり、非小細胞肺癌患者の2~5%に発現すると報告されています。ALK 融合遺伝子があると、この遺伝子からできるALK融合タンパクの作用により腫瘍細胞が増殖します。
本検査は、肺癌組織中のALK融合遺伝子の有無を検出し、肺癌ALKタンパク(高感度IHC)と組み合わせることにより、腫瘍細胞の増殖を阻害し、抗腫瘍効果を発揮するALK阻害剤投与の適応を判断する補助として使用します。

異常値を示す主な疾患・状態

ALK阻害剤投与の適応

保険点数

注 釈 ALK融合遺伝子標本作製は、ALK阻害剤の投与の適応を判断することを目的として、FISH法により遺伝子標本作製を行った場合に、当該薬剤の投与方針の決定までの間に1回を限度として算定する。