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HTLV-1核酸検出定性

nucleic acid detection of human T cell leukemia virus type 1 

分類 遺伝子関連検査 - ウイルス

検査コード 9873-000000
JLAC10 5F454-1440-019-862-11 
検体量 全血 6.0mL  採取容器 E2K
保存条件 冷蔵  所要日数 11~19 
検査方法 リアルタイムPCR法  基準値 (-)    
実施料 450点 判断料 微生物学的検査(150点) 
保険収載名 HTLV-1核酸検出 

検体取扱・備考

[留意事項]
・遺伝子検査はコンタミネーションによる影響を受けるため、重複依頼は避けてください。
 なお、検体採取後の容器は、開栓しないでください。
・検体は凍結保存しないでください。

臨床的意義

・HTLV-1の主な感染経路は、母乳を介した垂直感染であり、その他にも水平感染の発生が示唆されています。本検査は、リアルタイムPCR法を用いた定性検査であり、ウエスタンブロット法での「判定保留」例におけるHTLV-1感染の診断に有用です。
特に産婦人科領域では、診断が明確になることで、母乳を介した母子感染予防が可能となることから高い必要性があります。

異常値を示す主な疾患・状態

HTLV-Ⅰキャリア、成人T細胞白血病(ATL)、HTLV-Ⅰ関連ミエロパシー(HAM)

保険点数

注 釈 HTLV-1核酸検出は、HTLV-Ⅰ抗体(ウエスタンブロット法及びラインブロット法)によって判定保留となった妊婦、移植者(生体部分肺移植、生体部分肝移植、生体腎移植又は生体部分小腸移植の場合に限る。)又は臓器等提供者(生体部分肺移植、生体部分肝移植、生体腎移植又は生体部分小腸移植の場合に限る。)を対象として測定した場合にのみ算定する。本検査を実施した場合は、HTLV-Ⅰ抗体(ウエスタンブロット法及びラインブロット法)の判定保留を確認した年月日を診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。