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オートタキシン
autotaxin
分類 | 免疫血清学的検査 - 血漿蛋白関連検査 |
検査コード | 0465-000000 |
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JLAC10 | 5C240-0000-023-023-01 |
検体量 | 血清 0.5mL | 採取容器 | A1 |
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保存条件 | 冷蔵 | 所要日数 | 3~6 |
検査方法 | EIA法 | 基準値 | 基準値関連 |
実施料 | 194点 | 判断料 | 生化学的検査(Ⅰ)(144点) |
保険収載名 | オートタキシン |
検体取扱・備考
[判定上の留意事項]
・妊婦では週数が進むに従って高値となることが確認されているため、妊婦検体の測定には適しません。
・悪性リンパ腫患者、進行した悪性腫瘍患者では、高値となることが確認されています。また、重度の心不全患者でも高値を示す場合があります。
・副腎皮質ステロイドを服用している人では、低値を示す場合があります。
・肝炎ウイルスを原因としない慢性肝疾患においては、肝線維化ステージとオートタキシン濃度の関係がウイルス性肝疾患と異なる場合があります。
<健常者基準値>
男:0.388~0.912 mg/L
女:0.450~1.280 mg/L
臨床的意義
オートタキシンは、主に脂肪組織由来と考えられており、リゾホスファチジルコリン(LPC)を分解し、臓器の線維化を引き起こすことが知られているリゾホスファチジン酸(LPA)を産生します。慢性肝疾患に伴う線維化が進むと、オートタキシンの代謝が阻害されて血中に滞留することから、肝線維化の有用なマーカーとなります。
オートタキシンは軽度の線維化ステージ(F2)でも上昇するため、既存のマーカーに比べて早期の段階で線維化の進展を検出できると期待されます。
異常値を示す主な疾患・状態
肝線維化、肝硬変
保険点数
注 釈 | ア 本検査は、サンドイッチ法を用いた蛍光酵素免疫測定法、化学発光酵素免疫測定法又は酵素法により、慢性肝炎又は肝硬変の患者(疑われる患者を含む。)に対して、肝臓の繊維化進展の診断補助を目的に実施した場合に算定する。 イ 本検査とプロコラーゲン-Ⅲ-ペプチド(P-Ⅲ-P)、Ⅳ型コラーゲン、Ⅳ型コラーゲン・7S、ヒアルロン酸又はMac2-結合蛋白糖鎖修飾異性体を併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。 |
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