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組織因子経路インヒビター2(TFPI2)

tissue factor pathway inhibitor 2 

分類 腫瘍関連検査 - 腫瘍関連検査

検査コード 0694-000000
JLAC10 5D115-0000-023-023-01 
検体量 血清 0.5mL  採取容器 A1
保存条件 必凍  所要日数 3~6 
検査方法 EIA法  基準値 191.0 未満
(明細胞癌の判別カットオフ値:270)    
pg/mL
実施料 190点 判断料 生化学的検査(Ⅱ)(144点) 
保険収載名 組織因子経路インヒビター2(TFPI2) 

検体取扱・備考

[検体採取上の注意]
・妊娠時は高値となるため、妊婦に対する検査には適しません。
・必ず「A1容器」にて採血してください。採血後は、十分に転倒混和し凝固状態を確認してください。 (凝固が不十分の場合、高値を示すことがあります。)
・凝固後、長時間の放置により測定値が徐々に低下する場合がありますので、速やかに遠心分離し、血清を「A2容器」に入れ、凍結してご提出ください。

参考資料

臨床的意義

卵巣がんに対する腫瘍マーカーは、CA125やCA19-9など複数マーカーの組み合わせによる診断が推奨されています。CA125は代表的な卵巣がんのマーカーではありますが、卵巣明細胞がんにおける感度は低く、月経や腹膜炎、子宮内膜症を含む良性腫瘍などでも変動する場合があります。
本項目は、健常人や良性腫瘍ではほとんど上昇せず、カットオフ値を設定することで卵巣悪性腫瘍全般の検出、またCA125を補う項目として、診断・治療・経過観察に有用であると期待されます。

異常値を示す主な疾患・状態

卵巣癌

保険点数

注 釈 本検査は、EIA法により測定した場合に算定できる。
包括など 生化学的検査(II)〔腫瘍マーカー〕包括    
管理料,他 悪性腫瘍特異物質治療管理料