臨床検査項目の検索結果
SCCA2
squamous cell carcinoma antigen2
分類 | 免疫血清学的検査 - 免疫グロブリン |
検査コード | 0900-000000 |
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JLAC10 | 5C250-0000-023-023-01 |
検体量 | 血清 0.5mL | 採取容器 | A1 |
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保存条件 | 必凍 | 所要日数 | 17~24 |
検査方法 | ELISA法 | 基準値 |
≪参考値≫ 1.6 未満 アトピー性皮膚炎の 重症度判定の目安: 基準値関連 ng/mL |
実施料 | 300点 | 判断料 | 免疫学的検査(144点) |
保険収載名 | SCCA2 |
検体取扱・備考
[留意事項]
SCCA2は、皮膚表皮、唾液、汗、その他の体液等にも存在します。これらが混入あるいは接触した検体、器具等を用いると測定値が高くなる場合があります。検体、器具等を取り扱うときは、常に手袋とマスクを着用して、充分にご注意ください。
臨床的意義
SCCA2は、serpinスーパーファミリーに属するセリンプロテアーゼインヒビターであり、主に上皮細胞から産生されるタンパク質です。アレルギー性炎症の中心はTh2型免疫反応であり、Th2型サイトカインの一つであるIL-13が重要な役割を果たしていることが知られています。
SCCA2は、アレルギー反応において中心的に働くサイトカインであるIL-4およびIL-3で、気道上皮細胞を刺激した際に発現が上昇する分子の一つとして同定されました。そのため、小児アトピー性皮膚 炎の重症度の指標として有用なマーカーであることが示唆されています。
異常値を示す主な疾患・状態
アトピー性皮膚炎(小児)の重症度評価
保険点数
注 釈 | ア.15歳以下の小児におけるアトピー性皮膚炎の重症度評価を行うことを目的として、ELISA法により血清中のSCCA2量を測定した場合に、月1回を限度として算定する。 イ.アトピー性皮膚炎の重症度評価を行うことを目的として本検査及びTARCを同一月中に併せて行った場合は、主たるもののみ算定する。 |
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